子どもの採血が難しい場合、指先から0.2ccだけを採る指頭採血(微量採血)という選択肢があります。注射針を静脈に刺す必要がなく、採血の失敗や採り直しが起こりにくいため、乳幼児のアレルギー検査で使われています。この記事では、子どもの採血がなぜ難しいのか、指頭採血で何が変わるのか、精度はどう確認されているのかを説明します。
子どもの採血が難しい理由
小児は血管が細く、静脈採血では針を刺し直すことがあります。針への恐怖から体を動かしてしまい、保護者やスタッフが体を押さえる必要が出ることもあります。こうした負担が、検査そのものを先送りにする理由になっています。
指頭採血で変わること
- 採血部位が上腕の静脈から指先に変わり、注射針を静脈に刺さない
- 採る量が0.2ccと少なく、採血にかかる時間が短い
- キャピラリーカップを指先に当てるだけで必要量が自動的に取り込まれ、採り直しが起こりにくい
- 静脈採血が難しい新生児・乳幼児・高齢者・妊婦にも適用できる
子どもで受けられる検査
プレケアメディカルのアレナビ45+1は、指先0.2ccの血液で食物アレルゲン28項目、吸入アレルゲン17項目、総IgEの計46項目を測定するアレルギー検査です。卵白・卵黄・牛乳・小麦・ピーナッツなど、小児で問題になりやすい食物アレルゲンを含みます。保険適用(1,530点)で、小児科での導入実績が多数あります。検査項目の一覧はアレナビ45+1のページをご覧ください。
精度は静脈採血と比較されている
自治医科大学 とちぎ子ども医療センター小児科で、小児における指頭血と静脈血の血液検査測定値の相関性に関する検討が行われ、高い相関が確認されています。指先から採った血液でも、静脈から採った血液と同等の評価ができることが示されています。
受診の流れ
アレナビ45+1を導入しているクリニックで受診し、指先から採血します。結果は2〜3営業日でクリニックに届きます。お近くの導入クリニックや、クリニックとしての導入についてはお問い合わせフォームからご相談ください。

