指先の血液一滴で受けられるアレルギー検査、微量採血で46項目を測る仕組みと精度

指先の血液一滴でアレルギー検査はできます。プレケアメディカルのアレナビ45+1は、指先から0.2ccの血液を採るだけで、食物アレルゲン28項目、吸入アレルゲン17項目、総IgEの計46項目を一度に測定します。注射器も院内の検査機器も使いません。この記事では、なぜ少量の血液で検査できるのか、精度はどう確認されているのか、実際の流れはどうなるのかを説明します。

従来のアレルギー検査との違い

一般的なアレルギー検査(特異的IgE抗体検査)は、上腕の静脈に注射針を刺して数ccの血液を採ります。血管が細い小児や高齢者では採血に失敗することがあり、注射そのものを怖がるお子さまも少なくありません。

微量採血によるアレルギー検査では、指先を専用の穿刺器具で小さく穿刺し、にじみ出た血液を採血管に取り込みます。採る量は0.2ccで、通常の採血の10分の1以下です。痛みが少なく、採血にかかる時間も短くなります。

0.2ccで46項目を測定できる理由

アレルギー検査は、血液中の特異的IgE抗体の量を測る検査です。現在の測定機器は感度が高く、少量の血漿から複数の項目を同時に測定できます。課題は少量の血液を正確に採ることでしたが、プレケアメディカルの多機能微量採血管であるキャピラリーカップは、指先に当てるだけで毛細管現象により必要量が自動的に取り込まれる構造になっており、採る量を人が調整する必要がありません。

キャピラリーカップは管理医療機器(クラスII)の認証を受けた医療機器で、抗凝固剤としてヘパリンリチウムまたはEDTA-2Kを封入しています。詳しい仕組みは微量採血検査のページで解説しています。

精度はどのように確認されているか

指先から採った血液(指頭血)と静脈から採った血液(静脈血)で検査結果が変わらないかは、第三者機関で評価されています。自治医科大学 とちぎ子ども医療センター小児科では小児における指頭血と静脈血の測定値の相関性が、自治医科大学附属さいたま医療センターでは多機能微量採血管による指頭血と注射針による静脈血のデータ比較が行われ、いずれも高い相関が確認されています。

検査の流れ(クリニックの場合)

  1. お問い合わせフォームまたは電話で申し込み(最短即日対応)
  2. 検査キット一式がクリニックに届く
  3. 患者さまの指先から0.2ccを採血する
  4. 検体を専用封筒に入れてポストに投函する
  5. 2〜3営業日で結果レポートが届く

院内でスタッフが行う作業は採血と投函だけで、特別な研修や機器の設置は不要です。

費用と保険適用

アレナビ45+1は保険適用で、アレルギー検査として1,530点を算定します。3割負担の患者さまの検査料は4,590円が目安です(初再診料等は別途)。クリニック側の初期費用はかかりません。検査キット、採血資材、検体の送料は検査料金に含まれます。

測定する46項目

食物アレルゲンは卵白、卵黄、牛乳、小麦、ソバ、ピーナッツ、クルミ、ごま、大豆、エビ、カニ、リンゴ、バナナ、モモ、キウイ、サケ、サバ、イカ、いくら、アニサキスなど28項目。吸入アレルゲンはヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、ブタクサ、カモガヤ、ヨモギ、ネコ皮膚、イヌ皮膚、カビ類など17項目。これに総IgEを加えた46項目です。全項目の一覧はアレナビ45+1のページに掲載しています。

まとめ

指先0.2ccの血液で、静脈採血と同等の相関が確認されたアレルギー検査を受けられます。注射が難しい小児や高齢者にも適用でき、クリニックは機器を置かずに導入できます。導入のご相談はお問い合わせフォームからご連絡ください。

執筆:プレケアメディカル編集部

監修者 瀬尾賢一

監修:瀬尾賢一

最終更新日:2026年7月15日 公開日:2026年7月15日

この記事は、プレケアメディカル株式会社が提供する検査サービスの一次情報(製品仕様・検査項目・運用実績)に基づいて作成しています。診断や治療の判断は医師にご相談ください。